blog non grata

人生どうでも飯田橋

5月5日

 

 日記を書くのは新年以来だ。なんとなくSNSを見るのを意図的にやめてみようと思ったのだが、どうしても何かを言ってやりたいという気持ちは残るので、日記を更新するに至ったわけだ。

 今朝から両親が2泊3日で愛知へ旅行に行った。まるで子供のようだが、家で一人でいるとどうしてもワクワクしてしまう。一人暮らしを謳歌しようと、珍しく一日家に引きこもっていた。しかし結局は受験生という身分であることに変わりないので、勉強以外にすることはない。まあ一人でいることが重要なのであり、そこで何をするかは重要ではないので、勉強しただけでも十分謳歌したと言える。

 SNSを見る時間が浮いたので、代わりに勉強の合間の読書を解禁した。といっても長編小説は時間が溶けていくので、短編やエッセイに限定している。まずは昔からずっと積読していたサマンタ・シュウェブリンの『口の中の小鳥たち』を読み始めた。アルゼンチンはブエノスアイレス出身作家による奇妙で幻想的な短篇集、とのこと。アルゼンチン作家はボルヘスのしか読んだことないけど、彼のいくつかの作品もかなり「奇妙で幻想的な短篇集」だ。

 ところで訳者が見覚えある名前だなと思ったら、2回生の時に受けたスペイン語の先生だった。だからその時に買ったのかもしれない。授業は全部出た気がするけど、スペイン語のセンスが絶望的になかった(というか勉強しなかった)ので単位は落としたと思う。受験が終わったら再挑戦しようかな。スペイン語ならビジネスという意味でも需要はあるだろうし。