blog non grata

人生どうでも飯田橋

試験を受けてきた

先日の日曜日、公認会計士試験の短答式試験を仙台で受けてきた。東京会場は人が多いし、テストの回収に時間がかかるしで、流行り病のこともあるので、人数の少ないところで気楽に受けたいなということで、東北を選択した。

 

自己採点の結果は

企業75

管理37

監査60

財務144

合計316(63.2%)

 

企業と財務はまあそんなもんだろうという感じはあったけど、監査論の低さは予想外だった。管理は受けている時点で難しくて全然ダメだなとは思っていたけど、一問くらい計算でカンが当たって欲しかったというのが正直なところ。(簡単な標準原価計算の一問以外全て間違えた)

 

各種予備校のボーダーの予想だとギリギリ超えてるんじゃないかという気がしているが、不合格の足切り条件が「特定の科目が40%未満で、かつ、答案提出者の下位から遡って33%に満たないこと」なので、それに該当する可能性が少しある。管理会計論は難易度が非常に高くおそらく平均点が30点台になりそうだから、37点で全受験生の下から1/3には入っていないとは思うが、どうなるかはよく分からない。

まあなんにせよ、合格していることを祈って、今は3ヶ月後の論文に向けてやるしかないな。

5月

ここ最近は部屋にこもっていた。夜にスーパーに出かけたり、ちょっと散歩するくらい。試験の直前だったし、流行り病が怖いというのもあるが、暖かくなって、今の部屋がかなり快適だというのが大きい。この時期は窓は常に全開で、南向きなので光がめちゃくちゃ差し込んでくる。目の前が国道で部屋が2階なので、車の音がよく聞こえるし、工事もやっていて、元気なお兄ちゃんが後輩に指示する声が部屋にまで届く。こんな感じなので、昼間だともはや外と変わらないし、なんなら外よりも外。マスクして外に出かけるよりもずっと開放的だ。部屋でひとりこもって勉強しているはずなのに外部との接触をほどよく錯覚できるのでちょうどいい。

不健康でいたい

 せっかく医療が発達してきているのに、どんどん健康志向が強くなっていってよくない。「健康」を目的にするのではなく「不健康でも元気」の方向に向かってほしい。なんのための医療発達だよ、と思う。「1日50本毎日タバコ吸っても90歳まで元気です」とか「毎日豚骨ラーメン食べてるけどサプリも飲んでるから身体は丈夫」とかそういう方向に向かってほしい。「足がないけど、義足があるからむしろ足がある人より速い」というのも近い。だからオリンピックやめて全てパラリンピックに統合するのがいいと思う。オリンピックはなんかぬるい。

ヘパリーゼ万歳。

パンだけでなく、バラも。

 いま必要なのは贅沢であり、不要不急であり、不真面目であり、無意味であり、公正さの押し付けに対する抵抗だ。それは、外食であり、旅行であり、本であり、音楽であり、映画であり、笑いであり、スポーツであり、キャンプであり、タバコであり、路上飲酒であり、馬鹿騒ぎであり、全ての嗜好だ。これらは感染拡大防止の対策をとって行われると尚良い。しかしそんなものは些末なことだ。全ての嗜好のために我々は生きることが必要であり、そのために感染症対策があるに過ぎない。この順番が逆になっている人がいるが、それは家畜だ。嗜好があることは前提であって、それが侵犯されることはあってはならない。生存のみに価値をおく国家の家畜でないのであれば、我々はただパンを求めるだけでなく、バラも求めなければならない。感染症対策よりもっとずっと大切なものがたくさんある。この国の為政者たちによって、緊急事態という名目のもと、それらは取り上げられようとしている。そしてもはや感染症とは関係ないものにまで及んでいる。この流れが加速すれば、もし収束したとしても、我々はただパンだけを供給される家畜のようになり続ける。今の事態は戦時中となにも変わらない。挙国一致、国家総動員なんて私は御免だ。

 

暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Viator)

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熱き星たちよ

 ベイスターズが衝撃的に弱いが、なんだか自然といやな気持ちはしない。もちろん悔しい気持ちもあるが、あの頃のベイスターズが帰ってきたという感じがしてちょっと面白い。ベイスターズを一番応援していたのは2007年から2013年あたりで、牛島監督時代から、DeNAになり中畑監督が就任した初期の頃までだ。これは多分に認知バイアスがあるんだろうとは思うが、あの頃はかなり面白かった。特に6年ぶりに最下位を脱した2013年のベイスターズ(64勝79敗の5位)はプロ野球史上最も面白いチームだったし、あの一年だけ所属していたナイジャー・モーガンプロ野球史上最も面白い外国人選手だった。

 それ以降は横浜を離れてしまったのでスタジアムに行く機会も減った。一方でベイスターズは強くなった(弱くなくなった)。ドラフトで指名する大卒投手がすぐに活躍し始めたり、主力が放出されても生え抜き選手が穴埋めしたり、同じベイスターズとは思えなかった。優勝争いこそできなかったが、2015年は12連敗する直前までは首位を疾走していた。次の年はCSにも出たし、その次の年は日本シリーズソフトバンクとも善戦した。

 ところが久々に神奈川に戻ると、だんだん弱くなっていき、今年は再び最弱チームになっていた。打者ひとりひとりはそんなに悪くないけど、点は大して取れないし、先発陣が壊滅的というのもあの頃とそっくりだ。弱いチームは全てそんなもんなのかも知れないが。

 あの頃は毎年「今年の横浜は違う」みたいなことを言われていたが、毎年同じだった。加賀美と眞下がいれば10年は先発陣は安泰だと思っていたけど、加賀美は通算5勝しかしなかったし、眞下はプロ初先発初勝利が最後の勝利だった。日本ハムからグリンをとった時は、日本シリーズでも投げてるめっちゃ大物が来た!と思ったけれど、3勝15敗だった。巨人から尾花ピッチングコーチを招聘して、ロッテから清水と橋本将と早川が来て、日本ハムからスレッジが来たときは、こんなに大補強して優勝しちゃうんじゃないのかと思ったけど、結局ダントツ最下位だった。内川が去った2011年は、もはや「今年の横浜は違う」とも言われなかった。あんまり記憶がないが、調べてみるとWikipediaに「4月は5勝10敗の借金5と健闘するも」と書いてあった。それは健闘しているのだろうか。

 でもあの頃の一勝は優勝してるのと同等くらいに嬉しかった。(まあ、物心ついてから優勝を経験したことがないのでそんな喜びは知らないのだが。)当時生まれた「横浜優勝」という言葉もそんな自虐からきている。どんな大逆転を許しても、ひどいエラーで負けても、たまに来る勝利はそのぶん格別だった。浜スタで見たクルーンから打ったハーパーのサヨナラ満塁ホームランは忘れられない。あの一勝があれば何連敗したっていいと思えた。これがあるからこのチームのファンをやっているんだと思えた。またそういう一勝がまた来ればいいと思う。いやもちろん優勝してほしい。してほしいけど。

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横浜・ハーパー 逆転サヨナラ満塁弾 2010/07/18 - ニコニコ動画

 

 

仮眠のように

 2014年の春に大学に入学してから、「生活リズム」というものが今の今までない。明け方に寝て昼間に起きるということが多い気がするけれど、徹夜して昼間ずっと寝てたり、ふつうに夜早く寝て朝早く起きることもある。35時間くらいぶっ通しで起きていることもあるし、それと同じ時間くらいぶっ通しで寝ていることもある。そもそも京都にいたときは寝る場所ですら一定ではなかった。部屋の自分のベッドで寝る回数の方が少なかったと思う。

 同じように曜日感覚もない。大学の授業といっても適当に休んでばかりだった。気まぐれに3日連続で3コマ出たり(それが普通なのかもしれないが)、かと思うと3週間くらい引きこもってたりしていた。むしろ所属している団体の“お仕事”みたいなものが土日に多かったし、土日はバイトの宿日直もあったので、そっちの方が憂鬱だった気がする。「平日5日疲れたから土日が楽しい」みたいな感覚は高校1年生くらいを最後に味わっていないと思う。(高2から浪人期は土日とか関係なくずっと勉強だった)

 そもそも単位時間で生活が区切られることに向いていない。日々何かこなさなきゃいけないことがある、ということが苦手だ。仕事も家事もそうだし、食事も睡眠もそう。今書いてて思ったけど、仮眠以外の睡眠は、決まった時間にこなさなければならないという意味で「眠事」とでもいったほうがいい。「眠事」は苦手なので、あらゆる睡眠を仮眠のようにとっている。同じように仕事やら家事やらも全て仮眠のように「なんとなく」やりたい。すべて「なんとなく」がいい。

 

ミスドクラブ・ミュージックステーション

ミスドWifiはないけどコンセントは付いているので、作業の有限化という意味で素晴らしいのだが、菅田将暉の謎のミスドエピソードの朗読がけっこう不快なのが惜しい。店内BGMもシカゴやらジャーニーやらホール&オーツやらベストヒットUSAみたいな選曲で最悪。ミスドクラブ・ミュージックステーションということらしい。全体的に押し付けがましい。マクドナルドのかたいイスよりよっぽど環境管理型権力を感じる。すぐに退店してしまった。