blog non grata

人生どうでも飯田橋

今日は一日寝ていた

 久しぶりにTwitterでも見ようと思ったら、パスワードが分からず、しかも登録されているメールアドレスは、解約してしまったauのキャリアメールなので、完全にログインできなくなってしまった。ブログの更新のお知らせでだけツイートできるっぽい。1年半前にも同じことをしてしまい、しかもそちらのアカウントは鍵もかかってないので、インターネットの海にスペースデブリみたいに僕の恥部が浮かんでいて寒気がする。早く消えて欲しい。

 しかしここ数年はSNSに脳ハックされてるような感じがあったのでこれでよかったかもしれない。とくにこの一年、自分がいかにマイノリティか、人々が自由よりも管理されることを求めているか、ということを嫌というほど見せつけられてしんどかったし、もうやめておいた方がいい。右とか左とか関係なく総じてみんな抑圧的すぎて耐えられない。むかし(リベラルを批判する文脈で)東浩紀が「リベラルは理想主義的で、保守はうまくやることを考える」みたいなことを言っていて、「なるほどじゃあ自分はリベラルだ、僕はもう少し夢を見たい」と思っていたけど、ポリティカル・コレクトで規範的なことしか言わない、全然ラディカルじゃない人たちにリベラルは乗っ取られてしまったので悲しい。中核派が、議会制民主主義を前提にぬるいことやっていてまったく共産主義じゃない共産党にキレてる意味が少しわかった気がする。本気で資本主義に対するオルタナティブを出していこうという感じが全くしない。今の共産党改良主義的で、単に小手先で色々変えようとしてるだけだから、ちゃんと法律も守るし、だからポリコレとも相性が良い。同性婚やら選択的夫婦別姓やらも、保守の拡大であり、規範化を拡張してるに過ぎない。そもそもの婚姻制度や戸籍制度、天皇制に対する疑問はないのか。そして突き詰めれば、マイノリティの生きづらさは今の資本主義が問題なんじゃないのか。もっとラディカルに考えるほうが面白いと思うんだけど。まあその上で、結局民主主義と資本主義が1番マシなんだよな、という諦念もある。社会主義になったところでより最悪になるだけな気もする。

 1月の中核派議長の演説を見た。すごかった。気合い入ってる。まあでも中核派も杉並区議会議員とかになって何がしたいんだかはよくわからんな。共産党みたい。

 

youtu.be

続きを読む

散歩のための散歩

 新型コロナウイルスとやらが世界中で流行し始めて、早くも一年以上が経過した。「早くも」と言ったものの、もはや時間感覚がよくわからなくなっている。クルーズ船、志村けん逝去、緊急事態宣言、Black Lives Matter、Go Toキャンペーン、周庭の逮捕、菅政権の誕生、バイデン大統領就任...etc。コロナ禍で起こったことの時系列も曖昧になってしまった。そして、コロナよりも前との時間的な距離感がわからなくなってきている。マスクをせずにみんなで密になって話すようなことが当たり前だった、わずか一年と少し前のことが、はるか昔のことのように感じられる。

続きを読む

気狂いになる

 一昨日の夜、徹夜をしたせいで、昨日は3時(昼の!)に寝てしまった。一旦ねると全く起きれない人間なので気がつけば朝4時。ただの早起きの人になってしまった。


 この一週間はダレてしまったので、 (明らかに原因は実家に帰ったことである。)、 2月はもう一度調整していこうと思う。 「頑張る」のではなく「気合をいれる」でもなく、「調整」をする。 メンテナンス。あと100日が迫っている。長いようで短く、短いようで長い。長期戦を制するには、一時の瞬間最大風速よりも、 ペースを落とさず淡々と進んでいくことが大事だ。今週のように歩をゆるめてしまうことも時にはあるが、ここであせってペースアップを試みるのではなく、冷静に調整することが大事。


 結果的にダしてしまった帰省ではあったが、その間にいった石岡瑛子展には大きな刺激を受けた。率直に言って狂っていた。凄まじかった。展示内では、終始石岡瑛子のインタビューの音声が流れているのだが、その中の

「だからもうほとんど 気狂いに近い精神構造を持っていないと、周り見渡してこんなこと俺やってる場合かよっていうのをやってるとダメなんですよね。僕にはこれしかない、これがなかったら明日がない、生きててもしょうがない…そのくらいの猪突猛進ですね。」

という部分が特に印象的だった。冷静ではいるが、かつ気狂いに近い精神で会計士試験にのめり込んでいきたいと思う。簿記がなかったら生きていてもしょうがない(笑)。それくらいの精神でいく。

 

 

f:id:lassiorchai:20210130090306j:image

 

 

Let's not make any sudden moves

 2021年1月9日、今日は何もかもがうまくいった。目覚ましを設定した7時から何回か利用したスヌーズ機能を使い7:30に起きた。7時に始めて流れてから4回目の「真冬物語」(堀込泰行畠山美由紀ハナレグミ)でやっと目が覚める。7時に起きられないことは折り込み済み。戦略的なスヌーズである。睡眠の専門家からすればスヌーズ機能百害あって一理なし、ということらしいがそんなものは関係ない。

 シャワーを浴びる。冬場の朝のシャワーは浴びてる時はいいが、脱衣室が寒い。周囲360度藤沢市なのに、ここだけノヴォシビルスクにいるような感覚。なんとか脱出して藤沢の部屋に戻る。8時。先の箱根駅伝神奈川大学の2区までを思い出させる100点の滑り出し。
朝ごはんは、昨夜スーパーで買ってきた190円のお弁当。朝からしっかり食べて胃袋を大きくする、というのが健やかな生活の基本だ。8時半。
 そしてWorkflowyに今日の予定をまとめる。9時。
 出かける。外の気温は2℃。やはり寒いが、少々歩くくらいならむしろこれくらいの冷たい空気が心地いい。藤沢駅前のミスタードーナツまで30分くらい歩く。9時半。
 ブレンドコーヒーを注文する。午前中であればカフェインを投入してもいいというマイルールがある。セブンルールにもし自分が出たら6番目くらいに出てくるだろう。ちなみに週2回くらいそのルールを破る。9時45分。
 途中休憩を挟みつつ3時間ほど勉強する。BGMとしてSpotifyBelle and Sebastianの曲をシャッフルで聴く。そういえば緊急事態宣言とやらが発出させられたらしい。(正しい表現かは分からない)。藤沢もその対象のようだが、それにしては普通に賑わっている気がする。日本にロックダウンがなくてよかった。そんなことを思いながら勉強を進める。12時45分。
 軽食を取ろう。図々しくもミスタードーナツに居座って、飲茶を注文する。小さい時にミスタードーナツで食べたお菓子なのかご飯なのかわからない飲茶。昼ご飯でも晩ご飯でもない時間にドーナツ屋さんで食べる飲茶はなんとも言えない背徳感があって世界一美味しかった。13時。
 13時になるとまずYo La TengoのOne PM Againを聴く。Let's not make any...sudden moves.落ち着こう。
ところで12時制でものを書くひとは心にゆとりがあるような感じがする。逆に24時間制で書いている人は(私のことだが)なんだか、きっちりしようとしすぎないかという感じ。軍人かよというか。13時3分。(細かいな。)
 午後の部を始める。この時間はいつも会社法の勉強をすることになっているのだが、戦略として誤っている気がする。睡魔。経営学などの計算科目の方がいいかもしれない。何はともあれ眠気覚ましにコーヒーを頼む。私のセブンルールの7番目のルールは臨機応変に対応する、だ。BGMはKurt Vile。これも睡魔を助長してる気がする。15時。
 30分休憩する。Spotifyで色々と音楽を聴く。VagabonとCourtney Barnettの新譜などを聴く。15時30分。
最後の追い込みだ。経営学管理会計などの計算科目を粛々と進めていく。計算科目のときだけは邦楽を聴いても集中力が下がらないというのが、中学時代からの蓄積で肌感覚としてあるので、フーバーオーバーを聴く。3ヶ月くらい前は多分なかったと思うんだけど、今日見たらSpotifyにあった。嬉しい。18時。
 再び30分休憩する。休憩の時は基本的にSpotifyくらいしか触らない。Twitterはやめてしまったし、Instagramは家でしか見ないことにしている。以前は読書もしていたが、勉強中の休憩として読書を入れても意味がないということに気づいた。山本貴光吉川浩満Podcastを聴く。まあ読書代わりということで。18時30分。
最後1時間は監査論をやる。見出しだけ見て内容を思い出す作業。いい感じ。この時間はSpotify公式のプレイリスト「Brain Food」を聴いていた。19時30分。
 終わり。帰りは寒いし電車で帰ろう。スーパーで半額になったお弁当を買って、帰宅。20時。
夕食をとりシャワーを浴びる。ゴロゴロしながらInstagramを見たり、何でもない時間を過ごす。21時半。
受験生の1日は長いのでここからまた勉強である。基本的にタスクベースでやりたいことはかなり残るので、それを可能な限り片付ける。 しかし無理は禁物。26歳になって初めて分かったことだが、80点が出た日は、そこから無理して100点を目指すよりも、明日も80点が取れるようにするということが大事なのだ。23時。
 こういう日は大抵すぐに眠りにつける。今日も一日頑張ったな、という感じがする。

 

 ...という日記を朝9時に書いている。何を言ってるか分からないと思うが、今日1日はこうありたいなと思うことを書いた。だからこれは虚構であり理想だ。本来ならもうミスタードーナツにいる時間だ。現実は甘くないが、うまくいってないときにどうリカバーするかも大事だ。家を出よう。

自由はないのか

 2020年は、新型コロナウイルスによるエピデミックのもと世界各地で移動制限が行われ、「移動の自由」や「集会の自由」が失われてしまった。これらは生命の安全が保障される限りに認められるというような条件付きのものではない。本来不可侵であるはずの当然の権利を、緊急事態であるという理由で当然のように明け渡してしまった。一度でも特例を認めてしまえば、後は言葉遊びだ。体制側から監視社会を強化することは非常に容易になる。

 この疑問はほとんどの人たちには受け入れられないのかもしれないが、そもそも僕は「命より大切なものは無いのか」という疑問を持っている。

 僕は生きていることの価値を、高々数十年の身体の保持にはあまり感じない。自由を失って、死んだように生きるのでは意味がないし、死ぬこと以上に意思が果たされないことに対して怖さを感じる。アルツハイマーになって賭博ができなくなったため安楽死を選んだ赤木しげるのような、合理性を超えたところに価値を置き、それを優先する姿勢に共感する。

 ここまで言ってしまうと大げさで過激かもしれないが、普段意識をしないだけで、生きているということは、多かれ少なかれリスクが伴う。家を出なければ、交通事故に遭うこともないし、様々なトラブルに巻き込まれる可能性も下がる。コロナの以前から、我々は常に様々なウイルスの危険にさらされていたし、飛沫を交換しながら生活してきた。これもZoomの会議ならそんな心配はない。しかし、それでも人と人は、直接会って言葉を交わしたり、高速道路で遠くへ出かけたりしていた。今までリスクを認識しながらも、運悪く巻き込まれないことを祈りながら、人生をおくってきた。そうした人生をおくる自由は、如何なる状況であっても、保障されなければならない。例外状態だからといって簡単に放棄していいものではない。

 一律に自粛を求める声は、「人にはそれぞれ事情がある」という発想が欠けていた。リモートワーク推奨・オンライン万歳、というような、ホワイトカラーの人たちは忘れているのかもしれないが、Amazonの荷物もウーバーイーツも生身の人間が運んでいる。末期癌患者が最期にみんなで花見をしたいという希望も絶たれた。コロナに感染して亡くなった場合は、火葬場で最期の別れを言うことすら許されない。ちょっと我慢すれば元の生活が戻ってくる人はいるだろうが、そのちょっとの我慢をする時間のない人たちがたくさんいる。こうした、ひとりひとりそれぞれ事情が違うということも忘れて、「リスクがあるから」という理由で簡単に受け入れられてしまうことが信じられなかった。

 3月、日本でも緊急事態宣言の機運が高まってくると、奇妙な現象が起こった。緊急事態宣言の発令を躊躇する安倍政権に対し、リベラル側の野党が、早く緊急事態宣言を出すべきであるという批判を展開し始めたのだ。要は「お前の監視社会はなっとらん、もっとちゃんとやれ」という批判だ。リベラルは自由を捨てて、健康を管理されることを求めたのだ。そして多くのリベラル派の知識人もそれに同調した。

 彼らは「自粛と補償はセットだろ」とインターネット上で言うことに終始し(しかも、「セットだろ」といいながらも補償もないうちから勝手に自粛を始めてしまった)、自由には無頓着だった。自粛すること自体には無批判で、自粛してくださいと言われたら自粛した。そうではなく、例えこんな状況でも、何をするのも自由なのだ、と主張しなければならなかった。医学的な合理性を絶対的なものとみなし、人間の権利を制限しようとする動きに反発しなければならなかった。

 2020年11月22日現在、日本では感染が再び拡大しており、人々に外食や旅行を促すGoToキャンペーンが一時中断するようだ。このキャンペーンが感染を拡大させているのは確かだと思う。人々が移動を減らせば、新型コロナウイルスによる死者は減る。しかし、もしやらなかったらやらなかったで、他の人たちが死ぬ。つまり生き延びることのみに過剰に固執すれば、「生きる」というのはただの「殺し合い」になってしまい、さらなる分断を生むことになるだろう。

Result

約半年ぶりの更新。コロナがあって、5月に予定されていた短答式試験が延期になったり、次の12月の試験が中止になったりと色々あった、途中何回も心が折れつつ、心が荒みつつも、なんとか頑張ってきた。そして先月の23日に延期されていた公認会計士短答式試験を受験した。

 

結果は以下の通り(自己採点)

企業法   70/100

管理会計論 55/100

監査論   75/100

財務会計論 116/200

合計    316/500(63.2%)

 

正直管理会計論と財務会計論はもっととれたと思うので悔しい。前回の12月の試験が23%だったことを考えれば(6択マークシートの問題で勘でも17%は当たる試験)、かなり検討したとは思うけど...。

各種予備校のボーダーを見るに62-64%あたりがボーダーと見られており完全にボーダー上である。19日までずっとソワソワしなければならない。あと1%上なら多分受かったなと思えるし、1%下だったら多分落ちたなと思えるけど、本当にどっちもあり得る。

 

正直今月26歳になる人間が未だにペーパーテストの得点で一喜一憂してるという状況が虚しいので、早く終わらせてしまいたい。

Maintainance

ここ2日で少しダレてしまった。今日から少し戻さねば。あと40日か。

 
ところで、「こういう非常時では自分の信頼してた人でも、本性みたいなものが見えて嫌になる」といったような趣旨のものがよく見られ、自分にはよくわからない感覚だったので、興味深かった。自分もがっかりされているのかもな。私の場合は、いつも正しそうなことを言ってる人が、ちょっと自分の感覚ではありえない発言をした時、「ああ、そういうところもあるのか!」とむしろ興味深くなる。面白がるというか。そもそも「昨日の自分は他人」だと思っているので、こういう緊急事態での変わりようは気にならない。平静は保たないものだしまあ力抜いていけよ!と思う。斜に構えてる態度ではなく、リラックスした状態で100%でAuthorityに反抗していこうぜ、という意味だが。